先生は、聖書を通して御言葉で人生についても教えて下さりますが、実践教育として、サッカーを通じて教育もして下さります。たとえば、「ボールを命と思って扱いなさい」と御言葉でおっしゃり、ご自身もプレーをしながら実践で、教えて下さります。僕は、20歳のころに先生とサッカーをする機会がありました。右サイドバックに入り、先生は右フォワードでした。自分の前にボールが来たので、チャンスと考え、先生に大きくボールを蹴りだしました。自分で、「あ、ミスキックだ」と思い先生の頭上高くを通過してゆくボールを見ていましたが、先生はそのボールを、諦めず追いかけて、エンドラインぎりぎりで残し、更に内側にドリブルで切り込み、シュート。ゴールを左隅に決めてくださいました。右足は、疲労で引きずっていましたが、全力でボールを追いかけ、ゴールを決める姿が鮮明に心に焼き付いています。

御言葉通り、行いでも実践されている方なのだと思い、もっと熱心に御言葉を学ぼうと決心しました。

あれから既に30年経ちますが、神様が悟らせてくださったので、若々しい思い出は色褪せず、ずっと記憶に残っています。