牧師って
どんなことをしているの?
どんな人達なの?
日本人にはあまり馴染みのない職業だけに
少しでも馴染んでいただこうとブログを書いています。
・・・・・・・・・
「時と機会」
皆様、こんにちは。
今回は、
時と共に機会(チャンス)がくることについて書かせていただきます。
現在、残念ながら世界のコロナの状況は悪化傾向にありますが、
そんな中で 世界一のコロナ対策をした国と賞される台湾の取り組みについて
ドキュメンタリーをみる機会がありました。
今週、アメリカでは累計死者数が40万人をこえ、1日4000人の方々が亡くなっていると報じられていましたが、
台湾では現在もほとんど感染者を出していない状況を保っています。
台湾がコロナ対策に成功した秘訣は、
1,政府と国民の信頼関係
2,早期の対策
が挙げられていました。
信頼関係は、情報公開による透明性によって育まれてきたものだそうです。
特に、2014年におきた政治運動を発端に
透明性がなければ国民の支持を得られない風土が作られてきていたそうです。
それによって、国民たちは、政府から出されたコロナ対策の重要性をよく理解し
一致団結して取り組むことができたそうです。
また、2003年におきたSARSの苦い経験もあり、
法整備、医療整備を進めてきたそうです。
そして、技術開発にも力を入れていたため、去年の5月にはコロナ感染検査の有無を1時間で調べることができる装置も開発されていました。
このような事前の準備による早期の対策が功を奏したそうです。
対策が遅れ、市中感染が広がってからでは後手後手になるしかありません。
台湾のコロナ対策を通して、事前の準備による速い対応は、何倍もの有益を得たことを諭してくれます。
さて、皆様は聖書の中に登場する 知恵の王 ソロモンをご存知でしょうか?
彼は全てのことには時があり、期限がある。
時と共に機会がくるから、時を掴む人が機会を掴む人だと言いました。
例えば、農作においても 時がありますね。
季節という時があります。
春には種をまき、夏には育て、秋に収穫をし、冬の期間には畑を整え、また春を迎えます。
それぞれに季節ごとにするべきことをしていないと、豊かな実りを得ることはできません。
秋に得るべきものは秋にしか得られないように、その時にしかできないことがあります。
少し怠けて、秋に収穫をせず冬になり、枯れてしまってからではどんなに頑張っても収穫はできないでしょう。
このように、時が過ぎてからいくら頑張っても残念ながら得られません。
ただ、実生活において 今がどんな時で何をするべきか、これを分かることが難しい時もあります。
そして、将来、何が起きるのかそれは人間には中々わからないことです。
しかし、過去を教訓として、鑑として
平素から心の目を覚まして準備しておくことはできるのではないでしょうか。
去年と同じことをしていれば、去年と同じ結果でしょう。
もう少し早く対策していればコロナの状況も全く変わっていたように、
今、急いで掴むべき機会があると思います。
機会を逃して後悔するより、機会を掴んで、得たものをもって喜ぶようにしたいですね。