牧師って
どんなことをしているの?
どんな人達なの?
日本人にはあまり馴染みのない職業だけに
少しでも馴染んでいただこうとブログを書いています。
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「自己管理」
皆さん、こんにちは。
コロナ禍の閉塞した状況は相変わらず続いていますが、
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
大変な中、懸命に前向きに生き抜いていらっしゃる方々もいれば、
苦しい思い、大変な思いを抱えながら、落胆にくれている方々がいらっしゃることを思うと
胸が痛くもなります。
私自身は、改めて自己管理の大切さに気付かされているのですが、
私の気づきが、大変な状況に置かれている方々の一助になればと思います。
自己管理にも、種類が色々とありますが、主だったものを5つ挙げさせていただきます。
- 心の管理(霊の管理)
- 体の管理
- 社会性、対人の管理
- 経済の管理(資産を含む)
- 時間の管理
この5つは、とても重要な要素で、それぞれの管理法を会得すると人生はとても豊かなものになります。
この中でも、1番目の心の管理が核的なものになり、以下4つの管理にそのまま影響を与えます。
今日は心の管理から話をさせていただきます。
箴言4:23
油断することなくあなたの心を守れ、命の泉は、これから流れ出るからである。
旧約聖書
聖書の中で神様は、心が命を左右することを繰り返し話されてきました。
心が大事、ということは皆様もよくご存知ではないかと思うのですが、どれほど大事なのかをはっきりと知らないといけません。
というのも、知ってはいても、はっきりと知らないときちんと管理をしないことが多く、適当になったり、管理について学ぼうとしないからです。
さて、この心の管理は、言い換えると 脳の管理だとも言えます。
私達の心は、脳で生じています。
だから、脳の管理ができないと、心を正しく治めることができません。
それでは、脳の管理は、どのようにするのでしょうか?
2番目にあげる体の管理とも密接ではあるのですが、食事、運動などの話はひとまず置いておいて、
それよりも優先されるものがあるので、その話をさせていただくと・・・
脳に入れる情報です。
つまり、何を聞いて、何を見て、どんな経験をしたのか、これが脳の管理において第1に重要なことです。
人の心は言葉で作られる、という名言を聞いたことはあるでしょうか?
言葉は、まるで心のごはんのようなもので、聞いた言葉次第で心の健康が左右されます。
聖書でも、神様の言葉をパンや糧だと喩えました。
私達は良い言葉を聞かないと、心に力が湧きません。そうではないでしょうか?
かけられた言葉次第で力もうけたり、力を失ったりすることは、みなさんも経験があるのではないでしょうか。
今、コロナのために在宅の時間が増えて、多様なメディアの情報を脳に入れる時間が増えていると思うのですが、
そういう方々の心の健康状態は悪化していると言われています。
元々、スマートフォンが普及した現代において
私達が脳に入れる1日の情報量は、奈良時代の100年分、江戸時代の1年分だとも言われてきました。
つまり多すぎて、脳がその情報を処理するのに疲れているのです。
疲れている上に、否定的な内容を脳に入れてしまうと、心は病気になりやすいのです。
メディアだけでなく、人と対話しているとき、内容が肯定的なものか、否定的なものか、一度振り返ってみてください。
この割合 肯定3:否定1を崩して否定1以上になると、心は病気になりやすいです。
ですから、心の管理をするときは、できるだけ脳に入れるものに気を使うことが大切になります。
それでは何が脳にとって良いものなのでしょうか?
感謝、肯定的な考え、希望的な考え、愛情に溢れたもの、普遍的な真理、善良な考え、自然の美しさなどです。
脳にとって良くないものは、上記の逆ですね。
神様の御言葉は、脳にとって最高によいもので、毎日聞いて実践するべきものです。
牧師としては、険しい社会生活を生き抜く皆様にこそ、内的な食事を十分に提供したい、と思っています。
さて、今日は、自己管理の中でも心の管理について話をさせていただきました。
聞くもの、見るものに十分に配慮していただくことが管理法になりますので、実践していただければ幸いです。
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