牧師って
どんなことをしているの?
どんな人達なの?
日本人にはあまり馴染みのない職業だけに
少しでも馴染んでいただこうとブログを書いています。
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「F.I.R.E」について
皆様こんにちは。
今日は「働くことについて」、特に最近若者たちに流行りの「F.I.R.E」について話をしてみたいと思います。
まず、「F.I.R.E」とは何か?
「FIRE(ファイア:Financial Independence, Retire Early)」
経済的に自立し、早期退職を実現するという意味です。
現在の日本の状況ですが、
65歳までの雇用継続は企業の義務。
来年4月には70歳までの就業機会確保が企業の努力義務となる予定で、
年金支給開始年齢の引き上げや、医療費負担の引き上げ検討なども進んでいます。
そうした背景の中で、
なるべく早期にサラリーマン生活を終えて
会社に縛られずに、悠々自適に生きていく、そんな生き方を夢見る若者が増えているそうです。
(なお、働かないでどうやって食べていくのかと思うかもしれませんが、
若い時から貯めたきた資産を運用することで生活をしていきます。)
これは、社会情勢の変化が若者世代の価値観に大きな影響を与えている1つの例だと思います。
まず、社会情勢の変化として、1つ大きく言えることは、何をするにも、とても楽に便利になった、ということ。
その状況に 子供の時から慣れきってきました。
それに反して、大人になってからする仕事の環境、サラリーマン生活など社会での労働環境は厳しいもので、
更に、昨今、安定した職場生活を得る機会、収入を得る機会がが徐々に減ってきて、
就労環境と収入条件は悪化しています。
それに伴い、最低限のコンパクトな生活でいいから、
負荷を感じるサラリーマン生活からは早くおさらばしたい、というのは、
今の時代を象徴する生き方の一つになっています。
私達は、楽をしたい、幸せになりたいと思うものだからこそ、こういう生き方を求める人も出てくると思うのですが、
ただ、この「F.I.R.E」を達成して生きている人の中でも、
幸せに生きている人、そうでない人とキッパリ分かれているように思います。
では、どこで分かれるのか?
それは、働くことが人生の楽しみだということを分かっているか、どうか、です。
もう少し言い方をかえると、人生自体が仕事のようなものだということを知っているかどうかです。
生きていく上で、働くということ自体にちゃんと価値を見いだせている人は
働いている時も、退職後も 自分の状況に合わせて必要な働きをしながら喜びを得ていくし、
時に大変な苦労も、むしろ自分の財産になることを知って 挑戦をしていきます。
仕事をしながら 自分の内面は成長し、様々な面で得るものが多いのです。
しかし、仕事の価値を知らないで ただ辞めてしまうと 人生自体が 仕事のようなものだと分かっていないから
労働の対価として得られる内的な豊かさ、悟りなどを見いだせないまま、
ただお金があるだけで、心が満たされない生活をしていくことになります。
神様は、仕事は人生だし、仕事は楽しみだと教えてくれています。これは、人生の真理です。
これをわかって、仕事というものに向き合っていくことをオススメいたします。
ただ、1点だけ気をつけないといけないのは、働き過ぎには要注意です。
心と体の健康を保ってよい人生を送りたいですね。