田尾牧師牧師って

どんなことをしているの?

どんな人達なの?

日本人にはあまり馴染みのない職業だけに

少しでも馴染んでいただこうとブログを書いています。

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「まず神の国と神の義を求めなさい」

みなさま、こんにちは。

今日は、マタイによる福音書6章からイエス様が教えてくださった大切な教えについて語ります。

私達が生活をしていると、衣食住の問題で悩むことがあると思います。
特に最近の日本は経済的に没落傾向にあるので、
将来に対する心配をしている人も多いのではないでしょうか。

さらに、ウクライナ戦争で、食料危機、エネルギー危機になるとも言われていて、その影響は日本にも及ぶ、なんてニュースもよく目にしますから、余計にそうでしょう。

今日は、そんな私達にぴったりのお話です。

それでは、今日の題材である マタイ6章が語られた背景について話します。

2000年前、イエス様たちが置かれていた環境と状況は、今とは比べることはできないほど貧しく、差別、貧富の差もひどいものでした。
だから、人々の衣食住に対する心配というのは、言わずもがな、かなりあったようです。

そんな中で、イエス様は、「何を食べようか、何を着ようかと思い煩うな、まず神の国と神の義を求めなさい、そうすれば、それらものは全て添えて与えられる」と教えて下さいました。

実は、この言葉には、人間としての幸福はどこにあるのか?という本質的な問に対する答えも含まれているのです。

何を幸福に感じるかは人それぞれでしょう、というのが多くの人が持つ意見かもしれませんね。

しかし、共通として言えることは、それが一時的なものか、永続的なものか、ということについては、皆が永続的な幸福を求めるのではないでしょうか。

というのも、ある一時、幸せでも、後に不幸になるなら、それによって、一時、幸福感さえも、忘れ去られていくからです。

ここで重要なのは、永続的な幸せというものは、物質的なもので満たされるものではない、ということです。
お酒を飲んでも、美味しいごはんを食べても、パチンコをしても、ゲームをしても、異性におぼれても、素敵な服を着ても、いい家に住んでも、その喜びは、いつかは儚く消えていく夢の如しです。

じゃあ、どうすればいいのか?
その答えが、
まず神の国と神の義を求めなさい、ということです。

私たちが、求めている永続的な幸福はどうやったら得られるのか?
実は、永続的な幸せを与えてくださるのか、神様だ、ということです。

この世の法則として、蒔いたとおり刈り取るものでしょう。投資したとおりに得るものです。
つまり、神様に投資すれば、神様が報いてくださる、ということです。
神様が永遠な存在者であって、報いてくださるときは、永遠なもので報いてくださいます。
それが何ものよりも人間にとって大きな祝福であって、その祝福の前では、物質的な一時的な祝福というのは、小さなものです。

しかし、物質的なものがないがしろにされるというわけではなく、永遠な祝福をえる土台として、肉の祝福も必要なので、神様は衣食住の必要なものは十分に備えてくださるとおっしゃいました。

ただ、ここで問題は、私達は、肉的なものを欲する欲がかなりあるということです。
豊かになれば、それで満足するということはなく、もっと欲するようになるということですね。
その欲には際限がないといいます。

しかし、肉の欲望に任せてそればかりを追い求めると、最も大切な永遠なものを見失って、最後は虚しく終わるようになる、ということです。

こういう不安の多い時代だからこそ、このような罠に陥ることがないように気をつけないといけません。

そういう意味でも、まず神の国と神の義を求める、というのは大切な教えなのです。

これは、永続的に幸福をえる上でとても大切な教えですし、神様はこのように生きる私達を見て本当に喜ばれるのです。
そして、神様を喜ばせる人を、神様は更に祝福してくださるです。

みなさまに幸多きことお祈りしています。

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