田尾牧師
こんにちは。田尾です。

牧師って

どんなことをしているの?

どんな人達なの?

日本人にはあまり馴染みのない職業だけに

少しでも馴染んでいただこうとブログを書いています。

 

さて、日本ではお寺、神社が多いですよね。。

お寺にお坊さん、神社には神主さんがいらっしゃいますが、

彼(彼女)らは、世襲であることが多いのです。

では、牧師はどうなんでしょうか?

 

答え・・・世襲ではない(ことが多い)

とある大きな教会が世襲にしようとして、大問題になったくらい

基本 世襲ではないのです。

 

かくいう、私の父も母は、クリスチャンですらありませんでした。

一般的な日本の家庭に多い、無宗教のお家です。

(一応 お墓は浄土真宗だったかな・・・形だけです)

 

そんな家庭に育った私が牧師の道を進むときには、

両親には心配をかけたものです。

皆さんが親だったらどうでしょうか?

 

信仰を持つことくらいは、信仰の自由だからと認める方が多いかもしれませんが、

「職業 牧師??」「えっ??」

「なにそれ」「何を馬鹿なことを」なんて言われたものです。

日本人には あまりにも馴染みがなさすぎて理解できないという感じでした。

 

でも、最終的にはよく理解を示してくださって支えてくださっています。

両親には本当に感謝しています。

 

さて

少し話は変わりますが、6月21日は父の日ですね。

お父さんになにかプレゼントを送る方もいるのでしょうか??

実は、私の父は10年前 脳内出血で死にかけました。

それ以来、半身麻痺を患い、

脳の認知機能低下によりもう家族を家族として認識もできなくなりました。

そして、2度目の脳内出血で倒れてからは

意識もほぼ失ってしまいました。

元気なうちに、もっと良くしてあげたかった、と

父のことを思うと、後悔の気持ちが強いのですが、、、

後悔ばかりしていても仕方がないので、

父との思い出を神様に告げています。

どれほど素晴らしい父だったのかを神様に告げています。

そして、父の魂に救いを与えてくださるように

願い求めています。

それが、私が父にしてあげられるプレゼントなのです。

 

皆さんにとって 「お父さん」って どんな存在でしょうか?

色々なご家庭があると思うので、本当に多様だと思いますが、

私にとって父は、尊敬できる素敵な父親です。

厳しい面も優しい面もある父親です。

仕事一筋の人で、真面目。

ひたむきに努力している人 そんな印象が強いです。

情深くて涙もろい人で、感動的な映画を見てはよく泣いてました。

 

職業は科学者(専門は原子力)

幼いときから、科学的な思考というか、考察や研究の仕方を叩き込まれたものです。

そういうところは厳しかったなー、よく怒られました。

小学生の時、形式的に宿題をしていたら、ひどく叱られたことを覚えています。

ただやればいいものではないと。中身が大事だと。

意味を考えながらやることなど、大切なことを沢山教えてくれました。

何よりも努力の大切さは、父の仕事をする姿勢から自然と学んだ気がします。

 

ちなみに、私は父の影響を多分にうけて、理系の道を進んできました。

大学での専攻は、燃料電池でした。エネルギー関連であることは父と似ていますね。

「あれ?神学部ではないの?」と思われるかもしれませんが、

はい、私は神学部ではありません

大学時代は理工学部です。その後、転向して神学の世界に入って行きました。

理系な私が牧師になった話は、いつかまたの機会に。。。

 

話が右往左往しているような気もしますが、

私にとって、父親とは生き方の手本となり、生きる上での原理原則を教えてくれた存在です。

 

聖書では、神様のことを魂の父と表現されています。

幸い、私は良い父に恵まれ、神様が魂の父と表現されることになんの違和感もありません。

しかし、世の中には、良い父に巡り会えなかった方もいます。

神様は親のようだと言われて、むしろ苦しくなる信徒さんもいらっしゃいます。

残念ながら、親から虐待を受けて育ちました、とそのような方が少なからずいるのが

現状だと思っています。

 

無償の愛を注いでもらうべき存在に愛されずに苦しんできた人たちに

魂の救いが与えられるとしたら、

真実な愛を注いでくださる神様に出会うしかないと思うのです。

神様に出会えるようにお手伝いするのが牧師という職業なのです。

私も、神様のように、真の父親の愛情を注いであげられる牧師になりたいものです。

コメント

    • 川内邦昭
    • 2020年 6月 21日

    父の日について :私は79才ですが4才の時、父を戦争で亡くしました。
    父と一緒に過ごしたのは3才の時の僅か1ケ月でしたが父が抱っこしてくれた事を鮮明に覚えてます。孫が24日に1才になりますが母親の胎内に
    いる時から御言葉を聞いて育てて下さっており、聖霊様と言う言葉に
    反応し、お祈りのとき霊が喜んでいる姿を見せて下さってると感じます

      • 田尾牧師
      • 2020年 6月 25日

      邦昭さんへ
      コメントありがとうございます。
      お父様から受け継がれた貴重な命が受け継がれて、
      お孫さんにまで継がれていっていることを思うと、
      お父様との記憶も、未来へとつながる大切な意思なんだなと感じました。
      父から子に注がれた真実な愛情は、1つの意思として、受け継がれていくんですね。

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